平成24年7月1日の会長挨拶

   

埼玉滋賀県人会 会長 山田 正  


  当会が発足して6年目を迎えました。編集委員の超努力で、会報も先月5号を発行し
ました。ホームページも4年前から始めて、毎月、月初の1日に更新を続けています。
 しかし、どれほどの人が読んでくれているのか。一度アンケートをとったときは、半
数に満ちませんでした。瞬時に伝わる即効性と日本国中どこからでも、誰からでも覗け
る玉手箱性を狙って続けているのです。それは会員増強につなげたい一心からです。
 その中でも「会員挨拶」のコーナーがあって、毎月更新されているのをご存知でしょ
うか?今井須賀子さんが事前に連絡して、半ば強制的に書いてもらっています。きっと
その舞台裏では「何を書くのだ?」「恥をカクのは、いやだ」等、押し問答があるはず
です。そんな中、1度も穴を開けずに続けられています。今井委員に感謝です。
 少なくとも1週間、のどに刺さった魚の骨をとろうと努力された後が見られるだけで
なく、その後ろに60年、70年の書かれた方の人生を垣間見ることが出来るからです。
それが清涼感につながるのだと思います。
 外国では、まだ存在が確認されていない宇宙人に向って、毎日電波を飛ばし続けてい
る人がいるそうです。ホームページの更新も、ある面それに似ています。
 しかし、春先に「はやぶさ」と言う映画を見たとき、半年以上途絶えていたイトカワ
と交信が再開される場面があり、場内がどよめきました。発信し続けることが大切で
あることを教えてくれる場面でした。
 《会員挨拶集》は総会当日全員にお渡しする予定です。平成22年8月1日橿原隆会
員から掲載を始め、この7月1日新入会員の田山栄子さんまで、2年分24人の貴重な
投稿を1冊にまとめてみました。全員に書いていただくのに8年がかかりますので、自
分も投稿してみたいと言う方があれば、原稿をお送り下さい。優先して掲載します。

 6月30日現在、総会出席者は28名、欠席者は18名で7月3日が締め切りです。
6月22日に埼玉新聞が総会案内を載せてくれたお陰で2人の申し出があり、1名参加
の申し込みが届きました。
 奥村、新納理事からの紹介者が4名有り、それぞれに案内状を発送しました。西沢会
員は介護で休会していた方に案内状を送るように依頼がありました。
新入会員を沢山迎えてアットホームな総会が開けることを楽しみにしています。

2012.7.1

 



       

平成24年新春のご挨拶

   

埼玉滋賀県人会 会長 山田 正  


  平成24年,明けましておめでとうございます。
  昨年は東日本大震災が発生し、沢山の尊い命が奪われました。生き残った方は今尚、
難渋の生活を余儀なくされています。国は復興資金が捻出できないまま,年を越してし
まいました。復興に向けて、国の強いリーダシップが望まれる歳の始めとなりました。
  埼玉滋賀県人会は10周年に向けて動き始めました。昨年12月20日に「彩のおうみ」
第4号を発行し、会報が皆さんのお手元に届いているかと思いますが、その中で4つの
目標と対策を打ち出しています。
  今年はその第1年度です。会員数200名に向けて、4つのブロックに分け、もっと木目
の細かい活動を目指します。全県1区だと秩父から2時間もかけて大宮まで来ていただく
ことになります。1月21日の新年賀詞交換会の参加予定者は50名です。昨年と変わりま
せん。 
  今年の目玉は、「近江商人道研究会」の発足です。5年間に渡り、松本理事と長南幹事
が渋沢栄一研究を推進してくれましたが、ここで一旦休止して、近江の商人道を探求する
ことにしました。21日に皆さんの賛同を得たいと思っています。
  今年の4月、三鷹に「新湖国寮」が誕生します。5年前までは男子のみの寮でしたが、
今回は男・女が入寮できます。しかも世界・日本全国の滋賀県人会からの推薦学生
(留学生を含む)と、入寮資格の範囲が広められました。是非、皆さんのご親戚、身内で
入寮を希望される方がおられたら、早めに申し出て下さい。先月から受付が始まり、面接
者も出ているそうです。
  1902年(明治35年)、渋沢栄一が会頭として埼玉学生誘掖会が誕生しました。
在京の埼玉県出身学生のための寄宿舎設置、奨学金貸与など、学生支援事業を展開しま
した。貧しい学生の学費や生活の支援をするとともに、様々な誘惑から守り、学問を成就させ
、将来の社会、地域、国を担う人材を育成したいという願いで、平成13年まで続けられて来
ました。卒業生の本多静六は日比谷公園を始め、全国の有名な公園の設計を手がけました。
比企郡のある場所が京都の嵐山に似ていることから[武蔵嵐山]と名づけ、後に「嵐山町」と
いう町名が誕生しました。
  当会5周年記念事業として,新湖国寮に植樹することを決め、目録を渡しておりましたが、
この3月15日、玄関先に「さくら」と「ケヤキ(埼玉1号)」の植樹をすることが決まりました。
  鮭の回帰のように、数年後、卒業生が埼玉に帰って来ることを夢見ています。                                 
 



       

いよいよ新学期

   

会長 山田 正  


  7月16日の埼玉滋賀県人会総会で、組織改革案と規約の変更案が認められました。
それを受け、8月25日に浦和パルコ9階の集会所で12名の幹事(各部会の責任者)
に集まっていただき、第1回の[幹事会]を開きました。
 組織として拡大していくためには、コミュニケーションが欠かせません。幹事会の内規
案も提案され、全員が参加しやすい会にしていこうという決意を新たにしました。
 先ず手始めに、9月11日にボウリング会が春日部市にあるニューパールレーン武里
で開かれます。参加予定者は18名だそうです。20名までは予約してあるとのこと。
9月24日はゴルフ会、参加予定者18名。
 10月は2日に探花会、16日深谷市のガーデニング(変更の可能性あり)、18日
東京滋賀県事務所主催の「淡海の人大交流会」、29日ハイキング会
 11月7日バスハイク(バイキング会と合流予定、那須方面予定)、15日落語会(深川
江戸資料館)、27日探花会と行事が目白押しです。
 その他に12月に第4号の会報を発行するために、会報委員会が9月16日に第1回
打合せ会を開く予定です。

 9月1日は関東大震災から88年目の防災記念日です。最後は自分の身は自分で守る
しかありませんが、発生したら絆の大切さは、今回の東日本大震災で思い知らされました。
 子供達は今日から心新たに登校します。私も同じような気持ちで9月をスタートしたい
と思っています。                                

2011年9月1日  

 



2011. 7.25

       

総 会 の ご 報 告  


  7月16日に総会が開かれ、50名が参加してくれました。事前にお送りしていました規約
改正と慶弔規定の追加案は提案通りで可決されました。
 年度の締め切り月も3月末から5月末に変更になりました。従いまして、来年の年会費は
5月末までに戴くようになりました。
 役員の1部異同がありましたが、次回の会報でご報告いたします。
次回の会報は12月に発行予定です。ふるって投稿もお願いします。

 講演会の前半は矢尾直秀会員に「三方よしと陰徳善事」のテーマで話してもらいました。
当日埼玉新聞が取材に来られ、7月22日付けの新聞に総会開催の記事が紹介されました。
矢尾会長が社長に就任したときに、おくどさん(かまど)が邪魔になり取り壊そうとしたとき、
番頭さんが「これはいざという時に炊き出しをするのに必要なのでこわすな」と強く反対して
残したという。
 それから今の震災後のようなときに近江商人は「お助け普請」をして雇用促進と世の
中の金回りをよくするために積極的に家の普請や庭の手入れをしたという。
 後半の福田博一会員は沢山の経済指標が1995年を境に大きく変化したという資料
を基に、わかりやすく今後の日本の経済動向を語ってくれました。
1995年は阪神・淡路大震災の年です。これから10年も経過すれば、「2011年3月を
きっかけによくなった」といわれるときが来るのでしょうか?それには近江商人の「始末して
気張る」という精神が大切なのではないかと思いました。

  10月18日は品川プリンスホテルで「淡海の人・大交流会」が開催されます。
田原総一朗氏が実行委員長、嘉田知事も参加の予定です。
  都合のつく方参加しましょう!  
                                

以上




7月16日総会兼懇親会へのお誘い
                                            埼玉滋賀県人会長 山田 正
会員各位には先月標記のご案内状を発送し、この4日に出欠の締め切りをいたしました。

出席は46名、欠席は27名でした。まだ30名ばかりの方から返事をいただいておりません。  

今回は満5周年にあたり、会則の変更や会員による講演会を用意して意義ある総会兼懇親会に
したいと何度も打合せ会を重ねて来ましたが、今年の新年会より参加者が少ないのは寂しい限り
です。お身内やお知り合いで滋賀県に関心のある方がおられたら是非お誘い下さい。  

今日、渋沢栄一研究会幹事を務める松本会員との会談で、「渋沢栄一を4年間追っかけてきたが、
次回は近江の先人の研究をしてはどうか?例えば中江藤樹とか近江兄弟社を創設したメレル・
ボーリスの研究をし、もっと滋賀県の奥の深さを世にアピールすべきときではないか」という提案が
ありました。私も全く同感です。

そこで集客が出来るか、講師を誰に頼むか等の下準備を始めることにしました。  

故郷の景色を愛でるばかりではなく、故郷の人間模様の素晴らしさも尋ねられたら こんな故郷に
誇りを感じる機会は他にありません。  

私事になりますが、高校の同窓会がこの7日に東京であります。母校出身の現職の国会議員が
5名も出席するとの事。「九州の男でB型やから」などと弁解する議員にならぬように激励したいと
思っています。それにはしっかりした近江の歴史観を共有することが大切だと思います。  

矢尾会員、福田会員がきっとその辺のことを講演会で話してくれることでしょう。1人でも多くの人に
聞いていただきたいと思います。  

梅雨明け間際の蒸し暑い時期です。体調管理に十分御気をつけ下さい。

                                               2011年7月5日





福島県双葉町への長期支援をしたい


埼玉滋賀県人会長 山田 正


  この4月1日が「埼玉滋賀県人会創設満5年目」の目出度い日でした。
  ところが先月の11日、1000年に一度といわれる大地震が東日本に発生しました。
その被害の大きさは連日報道の通りで、日を追うごとに大きくなっていきます。その上
に原発の不気味な放射能が一層不安を駆り立てています。  

  こんな中で、心強い話が幾つか生まれました。
@ 昨年12月1日に関西2府5県が結集して「関西広域連合」を立ち上げました。
     防災、観光・文化振興、産業振興、医療、環境保全等を国レベルで行なうというものです。
     3月16日にいち早く「福島県の皆様へ」という共同声明文が滋賀県の嘉田知事と京都府の
     山田知事の連名で発表されました。滋賀県と京都府とが福島県の支援を担当することに
    決まったからです。
A それを受けて滋賀県では「福島県の皆さんへ、滋賀で過ごしませんか」が3月23日に、
    続いて「避難を希望される福島県の皆さんへ」のメッセージが3月28日に発せられました。
    民間の賃貸住宅3000戸ほどが用意されていると聞きました。
B 全国滋賀県人会でもこの4月1日付けで、全国の県人会長宛に義捐金の依頼書が発せ
     られました。それより前に大阪県人会やブラジル県人会から義捐金が寄せられていました。
    当会は4月7日に役員会を開いてどのように進めるかを決める予定です。
C 埼玉県では埼玉スーパーアリーナに福島県双葉町から1200名の集団避難を受け入れ、
     この4月1日に加須市の旧騎西高校へ移動してもらい、長期滞在を睨んだ受け入れ態勢に
     入りました。双葉町長は700人が70箇所にちりちりに避難しているのを一箇所に集めようと
    されています。
D 私も先月、スーパーアリーナへお見舞いに行って来ました。あてがわれた2枚の毛布を
     ピータイルの上に引いてごろ寝をするだけ、ダンボールの仕切りで通路からは丸見えの
     生活です。加須では畳は入ったようですが、生活への不便や不安は変わりません。朝の
    9時半に行ったら「本日のボランティアは締め切りました」というほどボランテイアが多く、
    心強く思いました。
   
     こんなときに埼玉滋賀県人会として何かお手伝いが出来ないものか。  

例えば
・ 行政と避難者の間に入って情報の流れを助ける
・ 運動不足にならぬよう、探花会のような花を見に外へ誘導する
・ ストレス解消のためのアロママッサージを提供する。清水さんの手品も大歓迎。
・ 雇用に関する支援の手伝い
・ 清掃、介護の手伝い(介護する人が足りないそうです)

  福島県とは蒲生氏郷(会津藩主)で昔から縁のある県です。
  会員の皆さんから長期間に渡っての支援策としてどんなものがあるか、ご意見をいただけ
  れば幸いです。
    ちなみに私は校庭の片隅か近くの農家の空き地を借りて、そこに希望を失いかけている
  避難者と一緒に京野菜を作りたい。お天とうさんと種さえあれば、こんな美味しい野菜が
  食べられるのだということを伝えたい。





平成23年のご挨拶


埼玉滋賀県人会長 山田 正


  明けましておめでとうございます。  

  いよいよこの9日からNHK大河ドラマで「お江」が始まります。昨年の暮れに嘉田
知事が上京されたときに在京の滋賀県人会員18名と懇親の機会を得ましたが、出来立
ての滋賀県物産情報誌を片手に、知事の口から「どうぞこの機会に滋賀県のPRを強力
に推し進めてもらいたい」との要請がありました。  

  この姿をみて、すぐ思い出したことがあります。松本幹事の主催する「渋沢栄一研究
会」で学んだことなのですが、渋沢が徳川15代将軍の弟に随行してパリ万博に行った
ときの話です。博覧会が終ってからヨーロッパを歴訪するのですが、ベルギー国王に謁
見したときに、国王から「日本はもっと鉄を買ってほしい」と頼まれます。国王自らが
トップセールスすることにカルチャーショックを受けます。さしずめ菅さんなどは小鳩
なんかと戯れていないで、新幹線のパンフレットを持って世界中に売り込みに行くべき
ではないかと思います。  

  「そういうお前は何をしているのか?」と聞かれそうです。私は落語の分科会長を兼
務していて、暮れの天皇誕生日に新橋演舞場で「笑福亭松喬還暦落語会」があり、私は
キップのセールスをしました。広い会場で1500席もあるので、私は100枚預かり
ました。

  総会時にいただいた分科会参加希望アンケートに《落語》とあった方には、電話でお
勧めしました。中には嫌がられた方がおられたらかもしれませんが、その方にはお詫び
します。  

  1500席は即日完売、私の方は開演3日前にやっと100枚完売、来月の電話代で
女房の雷が怖いのですが、トリで演じられた「帯久」(おびきゅう)が終了したときの
万雷の拍手の音は今も耳に残っています。「上方の伝統ここにあり」を東京の通の方に
も強烈なカルチャーショックを与えるに十分な公演でした。わが会員や同伴者20名ほ
どの方にお出ましいただき、このメールでお礼申しあげます。  

  今年の4月にこの会も5周年を迎えます。会長の職務は、寄付金を集めることと会員
増強の2つです。それにはこの会に魅力がなくてはなりません。10周年に向けてのビ
ジョン作りと分かりやすい実行計画書づくりのために、この7日に第7回目の実行委員
会が開かれます。  

  まずは16日の清水園での新年賀詞交歓会には1人でも多くの会員にお集まりいた
だけるように、お願い申し上げます。新春を飾る和太鼓演奏でお待ちしています。  

  12月25日本締切り現在 出席申込み者40名、  欠席申し出者27名





7月11日総会参加者数中間報告


埼玉滋賀県人会長 山田 正


今日、滋賀県庁から毎月送られてくる広報誌プラスワン30部に加えて、滋賀県東京事務所から

@「ようこそ浅井三姉妹[江] のふるさと滋賀県へ」チラシ 50部
A「浅井三姉妹[ 江] のふるさと滋賀県へ」パンフレット 50部
B大河ドラマ「江」滋賀県推進協議会キャラクターシール 50部
Cマザーレイク滋賀応援寄付のご案内          50部 

が同時に送られて来ました。

郵便ポストに入らず、ベルで呼び出されました。今年から県庁内に観光局が誕生した結果かと思われます。  
6月30日に10人の役員に集まってもらい、総会に向けて最後の詰めを行ないました。 先月、平成4年に
発行された東京滋賀県人会名簿から埼玉県在住の方をピックアップし、会報2号を220名の方に郵送しましたが、
5名の方から入会申し込みと同時に総会参加の返事をいただきました。19名の方は宛先不明で返却されましたが、
残りの196名の方はどのような状態になっているのか、全く不明です。  

10名が手分けして、先月突然会報をお送りしたお詫び方々、入会のお勧め電話を一斉に入れました。選挙事務所も
さぞこのような状態だろうなとおもわせるほど、やかましい2時間でした。

これが株や不動産購入の勧誘電話ならクレームが出たはずですが、「ご苦労さん」と言ってくれる方はあっても、
「どこからこんな情報を得たのか」とお叱りを言われる方は皆無でした。「総会は用事があって参加できないけれど
入会はする」という方が5名ありました。 留守の方に10日まで連絡をとり続けます。  

なぜそこまでやるか。これが5周年記念事業の始まりだと考えるからです。 中身(楽しい集まりを目指す)の充実の
ために4年間、努力して来ました。それを見ていただくためです。 努力の内訳は、例えば、30日の打合せ会時の場合、
東京の事務所までの交通費や夕食代や携帯での電話代はすべて自己負担です。12時半から20時までの時間拘束代
も無料です。

電話を受ける方からすれば、自分から希望して電話を求めたわけではなく、かえって迷惑だったかも知れません。
サッカー疲れでお休み中を起されて、不機嫌になった方もあるかも知れません。これらすべては「楽しい同郷人の集まり
」のきっかけつくりのなせることだとお許し願いたい。

そこで1つ悩みが生まれました。 それは、会員数が110名を超え、11日の総会出席申込者も60名になりました。
上記の冊数がみな足りないからです。役員を無しにすればよいか、それとも追加すべきかとうれしい悩みです。

来年の「お江」を見るにしても1人で見るより、「あれはよかったね」とか「あれはちょっとおかしいのではないか」と言い
合いながら、滋賀に育ったものにしか分からないことを確認し合う楽しさは他にかえられません。それがこうじて
「お江(おごう)巡りをしようよ」という提案が生まれるかも知れません。

ケアマネの方から、「独居老人の友人は独居老人である」という名言を聞きました。
   

2010.7.1








「無縁社会」と有縁づくり

埼玉滋賀県人会長 山田 正

まずはセミナー案内のPRから。
1.テーマ 『無縁社会』とマンション
2.開催日 2010年6月25日(金)14時〜17時30分
3.会場 明治大学駿河台キャンパスリバティタワー地階1001教室
最寄駅 御茶ノ水駅、神保駅より徒歩5分
4.シンポジスト 中島 正弘氏(国土交通省国土計画局長)
黒住 昌昭氏(社団法人高層住宅管理業協会理事長):基調講演
坂本 森男氏(千葉県副知事)
村澤 優子氏(ザ・トウキョウ・タワーズ管理組合理事長)
コーディネーター:野上修市(地域マネジメント学会会長・明治大学名誉教授)
5.参加費 2,000円

この学会は設立6年目で、地域の町おこしをテーマにしています。私は設立当時から
所属していて、今の県人会活動もそこで学んだことの実践活動の1つです。
そもそもこのテーマを決めるとき、理事会でもめました。
《「無縁社会」なるものは学術用語ではない、それなのに学研を目指す学会がテーマと
するのはいかがなものか》と。

 以前にも書いたことがありますが、この言葉は今年の1月31日にNHKテレビが
このタイトルで放映して大ブレイクしてはやりだした言葉で、学会がはやり言葉に追随
するのはおかしい、もっと定義づけを試みてから使うべきとの慎重な発言もありました。
それほど新しい話であるということです。

  例えば、ザ・トウキョウ・タワーズというマンションは、東京の勝鬨橋にあって、
そこだけで3000世帯もあります。もともとマンション生活は近所との煩わしさが
ないことを前提に選んだ棲家です。それが地方では1つの町村にも匹敵する住人が、
ごく狭い地域に住んでいるのです。問題が発生しないわけがありません。この問題
解決は外国にも例がなく、自分たちが考え、討議して、自分たちで解決の糸口を探して
いくしかないのです。今回のシンポジュームでも問題提起であっても、解決策はないと
思います。

  私たちが今、行なっている県人会活動は、これらとは対極にある活動です。無から
有縁(うえん)を作ろうとしているのです。もともと無縁・有縁は仏教用語で、仏の
世界のことを人間たちがどうのこうのといっているだけです。

今回は5周年事業の一環として、埼玉県に住む滋賀県出身者の古い名簿先に、出来た
ばかりの{彩のおうみ}の会報を添えて、入会の案内状220通を発送しました。
会報は編集委員の超努力によって手づくりで完成したとはいえ、1冊300円もかか
っています。それを半ば闇に向かって放出するようなもの、もし成果がなければ、
会長職辞任ものだと思っていました。(勿論、5周年記念事業委員会の議決を経ての
決定事項ではありますが)

 幸い、今日現在までに5名の入会申し込みがありました。7月11日の総会に向けて、
最後の打合せ会をこの月末に開きますが、そのとき10人の役員が手分けして、
回答をいただけなかった全員に電話をすることにしています。

  ある意味で我々のいま行なっていることは、「余計なお節介」活動です。無縁社会
で孤独死を選ぶか、少なくとも最後に一人でも同郷人に看取られながら死ぬか。

 私は豊かに死ぬための保険料をいま、支払っているのだと思いながら、世話役の人たち
に犠牲を強いています。
 (6月13日現在 総会参加申し出者28名、欠席申し出者12名)
出欠申し出締切り日は 6月25日です。



設立5周年を迎えての抱負

会長  山田  正    

 4年かけて出来上がったことといえば、80名の会員組織と8つの分科会とHPの立ち上げ、
そして第1号会報の発行までこぎつけたことです。
やっとインフラが整った時に5周年を迎えました。

 4月6日に新年度第1回目の打ち合わせ会を開き、前川一郎会員を委員長とする「記念
事業実行委員会」を設置することに決めました。
4月16日に第1回実行委員会打ち合わせ会を開きます。

 先日、京都滋賀県人会から創立50周年の案内状をいただきました。
それによりますと記念事業の一環としてインクラインに「三十石船復元船」2艘を京都市に
寄贈、高僧を迎えて講演会を終えた報告が記載されていました。

 埼玉はその一桁の5年です。京都のようにはいかなくとも、5年の区切りとして会員に
一層の理解をしていただくのと、世間に向かって会の存在をアピールするために記念事業を
開催したいと考えました。

 この2月に探花会で東京ドームの国際蘭展に行った際、「埼玉滋賀県人会」の横幕旗を
持って記念写真を撮っていたところ、それを見た初老の方が「私も滋賀県人だ、そんな会が
あったのか、入りたい」と言われ、入会され、会費も振り込んでこられました。
全国滋賀県人会連合会の名簿によると埼玉県には600人を越す同県人がおられるそうです。古い名簿ですが、そこにご案内状を発送することも考えています。

 1月31日にNHKテレビで「無縁社会」という番組が放映されました。大変な反響があり、
この4月3日に第2弾の放映がありました。
一昨年の1年間に身元不明の無縁死が3万2000人もあったそうです。
地縁・血縁社会の崩壊、終身雇用の崩壊でどこにもつながれない社会になりつつあります。
特に単身者にとっては深刻です。

 こんなときこそ県人会組織が重要です。江戸時代、先人が近江から関東に出てきて
孤独と商売の不利を防ぐために同郷集団を結成した気持ちがよくわかります。
300年前と今はどこが違っているのかを検証してみるのも、こんなときかもしれません。

 東京に株式会社ニチリョクという葬儀社があります。経営者は彦根の出身で、この3月から
高田馬場駅前にセミナー室を借り上げ、「生活文化塾」を開設しました。
ワンコインセミナー(500円)で誰でも受けられ、誰でも講師が務まるように配慮されています。埼玉滋賀県人会もお相伴に預かろうかと考えています。

 これからの年金支給の実態を考えたとき、生涯現役が望ましいのは当然です。
それには生涯学習の習慣が必要になってきます。

 5周年の記念事業が単なる一過性のイベントで終わることなく、次年度につながっていく
ようなものを開催したいと思いますので、是非皆様の叡智をお貸し下さい。
電話、メール、ファックス、葉書、いずれの方法でも結構です。   



2010年(平成22年)新年のご挨拶  会長 山田 正

あけましておめでとうございます。

「1年の計は元旦にあり」と言いますが、皆さんはどんな計画を立てられましたか?

私事で恐縮ですが、私は今年70代に突入するのを機に、「生き方」を変えようと考えています。例えば「今は100年に1度の不況だ」と騒いでいますが、もう100年も前にアメリカに
フュ−ブナ−という生命保険の博士がいて、過去200年ほど遡って景気の変動を
調べた結果、10年周期で不況が訪れ、その中で100年に1度、大不況が訪れて
いることを指摘しています。不況は突然来るのではないのです。

「人口が減り始めた、超高齢化社会になった」と大騒ぎしています。
昨年7月に発行された現在福井県知事、西川一誠著、「地方の力を活かす{ふるさと}の
発想」(岩波新書700円)によると、「明治5年の人口1位は新潟県であった」とか
「明治20年に新潟県と北陸三県が納めた国税は東京の4倍であった」という記述が
あります。そして 氏は「つながりの共動社会」の重要性を説き、「ふるさと納税」の提案者でも
あります。人間は一人で生きるのではなく、「分かち合って生きる」のだと熱弁されています。  

昨年の暮れに、それらを具現化する2つの事例がありました。

その1つは12月23日、埼玉会館大ホールで「童謡大好き、石の会5周年コンサート」があり、
招待を受けて行ってきました。

石 敏彦会長は「全滋連」の会誌に5年ほど前から「日本の心の歌 童謡」欄を執筆して
もらっています。全滋連から花輪を出して、祝意を伝えて来ました。  

出演者228名、40歳から90歳までの出演者の平均年齢は70歳近くに見えました。
それが証拠に名前に「子」のつく人が175名もいました。

残念ながら男性は8人しかいませんでした。車椅子の方もいました。全部で18曲ありましたが、楽譜なしの暗譜で堂々と歌っておられました。ちょっとくらい忘れても、皆に引っ張られて
歌えるのです。車椅子の方や杖をついた方の元気さに圧倒されました。皆が労わって
歩行を助けていましたが、その好意に応えるために、精一杯の声を張上げておられる
ように見えました。

もう1つは12月25日に半蔵門にあるPHP研究所へ行った時の話です。
PHPでは19年前から「ほんとうの時代」の月刊誌を発行しています。サブタイトルが
「50代からの生き方ヒント」となっています。(PHP研究所発行 550円)

編集長の話では創刊時は45歳をターゲットに絞って「生き甲斐」、「生き方」、「健康」の
3本柱で構成したそうです。「全国PHP友の会」が13ヶ所にあり、その人たちの意見や
考えを取り入れながら、PHP社も育っている、この種の発行社は今、2社しか残っていない
そうです。ここでも読者と共に歩むことの大切さを語っておられました。

私はこの正月、密かにギア−チエンジすることにしました。皆様も如何ですか!

※ 1月11日(日)の新年会は(12月30日現在)47名の会員に琴演奏者10名の参加です、
盛会になりそうです。受付けしています。お申し込みください 






ごあいさつ

埼玉滋賀県人会 会長  山田 正




山田農園
 埼玉滋賀県人会は創立4年目を迎えました。
スタートするときの皆の思いは、「楽しい県人会にしよう」でした。これはずっとぶれないで今日まで来ました。

 最初は1月の新年賀詞交歓会と7月の総会だけでしたが、ポツ、ポツ分科会の世話役が現れ、今では毎月何かの行事が行われているようになりました。それに伴い、打合せ会も頻繁に行われるようになり、 一層会員同士の親交が深まりました。

 今回の総会でパソコンについてアンケートをとりましたら、63%の方が「パソコンを開いて見ることができる」という回答を得ましたので、情報を早く伝えることと経費の節約のためにホームページを開設することにしました。メールアドレスをご登録いただければ、通信費の軽減にもなりますので、是非ご登録ください。

 あわせて会誌も10月1日付で発行しました。創刊号なので20ページになりましたが、年に2,3回の発行予定です。皆様からの情報もお待ちしています。

 今日、故郷の安土を舞台にした「火天の城」の東映映画を見ました。劇中に「木組みは心組み」という総棟梁のセリフが出てきました。皆の心が1つとなって、5層7重の過去にない天主が完成したというのです。このホームページの開設や会誌の創刊はまさに「ミニ心組み」で誕生しました。

ホームページを立ち上げて下さった「チーム孔明」の皆さん、会誌の発行をして下さった「協和プリント」さん、それから会費を払い続けてくれた会員の皆さんに心からお礼を申し上げます。