我が家のリフォーム
平成29年12月

坂口 雅司(蓮田市 在住)

  蓮田市に住んで10年後に中古の家を購入した。やはり住み難いところが多々あるので5年前に思い切って 大改造しました。”20年後の老後でも住んで良かった”と思える家にしようと家内と二人で意見を出し合い、 モデルハウスを見に行ったりして研究し、1年ぐらい掛かって決心した。建築会社も数社に相談したが、 大幅な改造になると耐震強度を落とさないようにするため家の設計図面が必要と言われ、結局この家の建築 会社にお願いすることに決めた。
リフォームは自宅で生活しながら進められることは良いが、家内一人(私は千葉に単身赴任)で家財の移動や ホコリまみれの中で大変な思いであった。先ず、2階からスタートし、終了後1階の工事が始まる。その間は、 家内は2階で生活するのでかなり不便であったようだ。工事中も新しいアイデアや設計変更がどんどん出て きたが、大工さんも気持ち良く応えてくれた。
リフォーム内容を設計し、工事が終わるまでは約1年掛かったが、終わってみれば楽しい苦労であった。
旧の住まいの間取りは、1階に和室1室の1LDK+納戸、2階は4室(和室1、洋室3)であった。
  リフォームの内容を以下に記します。
1階:間取りは同じ1LDK
① 全ての部屋・トイレ・浴室をバリアフリーにし、車椅子でもグルグル回れるようにした。
② 台所は玄関(東向き)から遠い北西の位置から玄関に近い南東の位置に大きく移動。
     勝手口は 駐車場から近く、買い物の運搬やゴミ出しが楽になった。勝手口のドア窓は外から
     内は見えないが、内から外が見えるガラスにする。台所から庭が見え、日当たりも良くなった。
③ オープンスペースにし広い空間として使えるようになった。洋室(洋室だが、一部に琉球畳を6枚
     敷いた)とリビングは間仕切りもできるように3枚の引戸を設けた。
④ リビングと和室の間仕切りを取り除いて和室に台所とダイニングを持ってきたので、リビングの
     サッシ窓を大きくしたので、日当たりを良くした。
⑤ 台所の照明はライトが上下に移動できるので、明るくしたり、全体を照明したりできる。
⑥ リビングのシャッターは電動式開閉タイプ。今までは窓を開けてシャッターを開閉していたが、
     室内にいながらスイッチ一つで開閉できるようになった。これは大変便利である。
     更に、シャッターの板間の隙間が開けられるので、閉めたままで外の風が室内に入れられる。
⑦ 玄関は座って靴が履けるように縁台を設けた。また吹き抜けになっており将来エレベータが
     つけられるようになっている。
⑧ 浴室と洗面所は前にリフォームしているが、浴槽は浅く広い物に換えた。洗面所は顔が洗い
     やすいように大きな槽にしています。洗面所に小さい物干しがあるが、竿が電動で上下できる。
⑨ トイレのドアは内開きから外開きに変更。もし、中で人が倒れたときドアを塞ぐこともあり、内開
     きだと開けられないこともある。
⑩ ドアはスペースがあるところは開閉式、スペースのないところは引戸にした。今は引戸でも滑り
     が良い構造になっている。開閉式ドアのストッパーには磁石タイプで、未使用の時でも出っ張り      がないので躓くことがない。
⑪ 窓ガラスは全てペアガラスを使用し、電車の防音や防犯にもよい。
     勿論、冬の結露も起こらない。防犯にはカギを2重、3重に掛けるようにしている。
⑫ 飾り物用の棚やピクチャーレール、収納庫も随所に設けている。
⑬ 照明のコンセントやスイッチの位置は人の動きを考慮して便利なように付けた。
     例えば、洗面所の照明スイッチは3か所ついている。

2階
① 北側の洋室2室の壁を取り、1室の寝室にした。広いスペースで安眠。
② トイレに小さい洗面所を置いて、手洗いだけでなく水仕事ができるようになった。


壁紙や床も全て新しいものに張り替えて、部屋が明るくなりました。


家内が熱心にアイデアを出したり、道具を探したり、孤軍奮闘し、私は主に予算管理。
苦労したが、完成品は大変満足な住居に改造できました。