山登りのきっかけと山の魅力について





平成29年6月
関森 恒雄(上尾市在住・多賀町出身)

  早いもので私が山登りを始めて満20年が経過いたしました。それまで故郷(滋賀県)
の山を2、3回登った程度でした。あんな苦しい思いをして世の中、中高年の山行き
ブームでどこにそんな魅力があるのだろうと思っていました。  
  スポーツといえば、少しゴルフをする程度でしたので、今後健康のため何か身体を鍛
える趣味はないかと考えていたところ、たまたま妻が以前、上尾山友会にお世話になっ
ていたとき、一緒に山登りをしないかという話になり、山行きに挑戦しようと考えたの
が山登りのきっかけです。  
  上尾山友会の有志と7〜8人で初めて夏の北アルプス、燕岳・常念岳の表銀座を縦走
のとき、槍・穂高連峰の眺めを満喫するパノラマウエイに感動し、それ以降、山行きの
とりことなり、今では私の第2の人生を満喫しています。  
  標高に関係なく各々の山頂への道中にはさわやかな風や空気と可憐な草花や高山植
物との出会い、スリルある岩場・鎖場等、山頂からの素晴らしい景色と満足感・達成感
は登山の醍醐味です。  
  しかし、楽しい山登りの裏には常に危険が潜んでいます。日頃の鍛錬に努め、健康に
留意し、これからも身体の許す限り、無事故で楽しい山登りを続けて行きたいと思います。
  私の山に対する信条であり、実践していること。
「無理せず,身体の具合が悪くなったときなど引き返すのが登山のイロハ」の大原則。
「体力を過信することなかれ。3分の1は登りのため、3分の1は下りのため、残りの
3分の1はいざという時のために」。