23回目のタイ、ゴルフ三昧記 


 平成31年4月
村田 芳和(春日部市在住)

  私とタイ国の出会いは、2006年5月に定年退職し毎日の売り上げ報告から解放。先立つ友を見送りながら、第二の人生のスタートは「悔いのない」終活と心に決めました。
  その年の7月にホームコースで出会った、後藤氏、渡辺氏からタイゴルフの楽しさを聞きました。二人は年6~7回出掛けており、健康な内に一度外国のコースに憧れていた私は即決で同行をお願いしました。
 早速10月3日から一週間ゴルフ3日、観光3日のスケジュールで出国。ドンムアン空港に着いたとたん湿度80%、気温38度、身体からは汗が噴出し、重い荷物でタクシー乗り場まで歩くとまるで散水車状態。夕方着のため当日は小泉総理も会食されたシーフードレストラン「ソンブーン」にて世界三大珍味トムヤムクン、カニ料理など出される品は何れも初めてでしたが、美味しく満足でした。
 日本とは2時間の時差があり、ゴルフは気温が上がらない早朝6時スタート。湿度、高温の中、1ラウンドスループレー、後2ホール残したところで立ち眩みしてダウン。途中売店の氷にあたり、タクシーの中で大変な思いをしました。残り2回のゴルフも最後までもたず、好きなアルコールも胃が拒否。散々な日々になってしまいました。後藤氏も「次回の企画はこの人は無理だ」と思ったとの事。
 今から13年前当時のタイ国は昔の日本にタイムスリップしたような街で、物価の安さ、人々のエネルギッシュな姿、車はほとんど日本車(中古)でした。90%がトヨタ、メータータクシーはほとんどなく交渉で利用、食事代も12名飲物込みで1名¥600、タイ式マッサージ2時間全身¥750、ホテル1ルーム15畳¥4,800。一週間滞在で、航空チケット、ゴルフ、観光、食事代、移動費で¥200,000位でした。何処に行っても南国特有の人々の陽気さと、日本人贔屓(びいき)でたった¥60のチップで手を合わせてお礼され、忘れられない感激が…。
  2007年3回、08年3回、09年3回、10年3回、11年2回、12年2回、13年1回、14年1回、15年1回、16年1回、17年1回、19年1回、計23回、(06年1回)
 帰国後の私の話で、暑さ、湿度、生活環境などに躊躇(ちゅうちょ)していた妻も一度同行したいと、12年7月羽生の幼稚園園長夫妻と16回目のこの時初めて後藤氏抜きで4名独自企画。ガイド、タクシー、ホテル、航空チケット手配をし、ホテルは一流の「フォーシーズン」。1泊の宿泊代がいつも使用ホテルの5泊分。観光もゆとりある女性優先にし、マッサージは「一戸建てスパ」と日ごろの感謝?でしたが、室内はクーラーで寒すぎ、外は暑さと湿度の温度差に一度の体験で十分とのこと。その後の訪タイからは、気の合う友人達と継続中です。仲間のリクエストにより、企画を立て、残された人生を楽しんでいます。
 南国の開放的な日本人大好きな国タイ。アジアでも著しく、日本企業、飲食店など世界でトップクラスの進出、経済成長は日本の1~2%に対し年5~6%と訪れる度に驚いています。高級車も多くベンツ、レクサス、ハリアー、アルファード等々。最近は物価も倍近くになりましたが、元々安価なので年金で、日本、タイを半年ずつ生活される方もいます。
  タイは春夏春夏のお米は年4回収穫、気候は5~10月が雨季11~2月が乾季です。その為、ゴルフコースはいつも絨毯を敷き詰めた様な管理をされています。キャディーは1人¥900(日本では1人¥2,900)チップ¥900~¥1,200プレー費¥10,000前後。参考までに今回2月2~5日(5泊3日)機中2泊の経費はANA往復チケット¥75,000、ホテル(パタヤ2泊、バンコク1泊)ゴルフ3回、観光1日、タクシー、食事等々、1人¥150,000前後です。年1回となりましたが、健康な内に次回も計画しています。