ぴ ん こ ろ 地 蔵 さ ん

 
令和3年5月
武田将彦(久喜市在住)
  定年退職後、久喜市市民大学での三年間で生涯学習の楽しさを学び、聖徳大学生涯学習研究所の福留強さんの「生涯学習でまちが変わる」の講演から、これからの人生はこれだと思い込み、地域アニメーターになり生涯学習関東大会などに参加してボランティア活動の楽しさを学びました。
  ある時、生涯学習と長生きをテーマとした講習会のとき、PPPK(ピン、ピン、ぽっくり、ころり)の話があり、仲間たちと何度かこの話を酒の肴にしてきました。
  昨年初夏に久しぶりに行田の古代ハスを見ての帰りに、享保時代に建立された三重塔のある近くの成就院に足を運びました。三重塔を見上げた後に足元に可愛いい顔の数体のお地蔵さんを発見、そのうちの一体がぴんころ地蔵尊さんでした。
  「健康で長生きし(ぴんぴん)寝込まずに楽に 大往生する(ころり)ご利益があります」と書かれています。しっかりとお参りはしましたが、浄財の箱には気が付きませんでした。ご利益は・・・
  ワンちゃんと一緒に秋の紅葉を楽しみ、白馬から糸魚川、親不知を回っての帰り道、7~8年前に立ち寄った佐久の割烹花月という鯉料理屋さんで舌鼓を打ちました。鯉料理は、東の鮭鱒文化に対し、西の鮒鯉文化といわれるように近江に育った私にとっては、最高のご馳走でした。お店を出てすぐ近く薬師寺の参道に、またまたぴんころ地蔵さんを見つけ小雨の中拝顔してきました。なんと春に見たお地蔵さんとそっくりではありませんか。きっとぴんころが叶えてもらえそうな・・・・・。