神仏混合 竹寺(八王寺)

 
令和4年4月1日
今井 須賀子(所沢在住)

  3月の日曜日ハイキングに出掛けました。西武池袋線狭山ヶ丘~飯能まで約20分、バスで揺られること50分 小殿 下車、竹寺入口から徒歩1時間。一人が歩ける幅の石ころ道、(修験者用の道?)杉林の中で立ち止まると気持ち良い風が吹く。
  30分位登ったところで初めて人に会う。竹寺まで後半分かな(?)と、その人は両手に杖を持ち登山の服装、我々とは全然違う。上を向いても空と杉の木ばかり、頂上らしき欠片もない。1時間、やっと案内の表示板に会う。あと0.4kmやれやれ!
  そしてついに到着、かと思えば「まずお参り」の表示になんと神社。神仏混合なのは珍しい。明治政府の神仏離合の通達が届かなかったのでしょうか?
  鳥居、茅の輪をくぐりようやくお寺に到着。周囲は太い青竹がびっしり、庭には福寿草が満開。部屋に案内され副住職の話を聞きながら精進料理の昼食。
  総本山は比叡山、副住職は45代目。43代目が子ノ権現から派遣され、初めて妻帯を許された。檀家の無い寺なので精進料理を始めた。
今は44代45代の夫人が調理を担当している。
  食器は全て竹製。まず目で楽しんでから味わうためにお箸も細い竹で作られていて食べにくい、ゆっくりと食する。汗をかいたから竹筒に入った薬(酒)は美味。全ての味付けは抜群。堪能しました。退舎される方の車に便乗して下山。
 

  (羽子板に添えられたつくばねの溜り付けに感動)