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2025年3月1日 中村 文子 (東京都出身 さいたま市在住) |
令和6年9月24日火曜日、大宮西警察署へ行き43年前に取得した運転免許証を返納してきました。 現在住む地は50年前にまわりの景色が主人(中村文雄)の郷里近江八幡に似ていることが、たいそう気に入り移り住んできました。 当時は駅からの道は砂利道で交通の便が悪く、バスも通っていないところで徒歩か自転車しか交通手段はありませんでしたが、何の不足もなく暮らしていました。それが何を思ったか自動車教習所に通い、免許証をいただいてしまったのがまだうら若き33歳の時でした。 確か最初の頃に運転して行ったのは佐野厄除け大師で、厄年の友人3人と一緒に私の拙い運転で行きました。二人は運転歴たっぷりのベテランドライバーです。隣で「ブレーキもっと早く」とか、左足が動いているのがよくわかりましたが、どうにか無事に往復できました。でも2人はきっと冷や汗をかいていたのではないかと・・・ 滋賀県にも年2回位愛犬と一緒に3人で帰り、その便利さに魅了されました。 |
時には石川や福井の友人の所に立ち寄り、一泊して酒盃を重ねて久しぶりの再会に話がはずみ、途中で見つけた露天風呂にゆっくりつかったのも車旅ならでしょう。 | ![]() |
もともと自転車人間の私、どこへ行くにも自転車が便利! どこにでも 止めることができて、重たい買い物をしても何も言わないで持ってくれるありがたい相棒です。 そんな私が75歳の年に主人が突然旅立ってしまいました。 主を失った車はとても寂しげでした。 白いコロナマークⅡは、購入してから22年の月日が流れて、車検は9月初旬終了、 75歳以上は高齢者講習の認知機能検査のテストを受けなくてはいけない等々、 これは免許を返す線引きなのかな?と思いました。 そんな折、主人の古くからの車が大好きな友人(若い方です)が欲しいと手を上げてくださったのです。まだこの車を望んでくださる方がいる。スクラップにする位ならとお譲りしようとぼんやりと考えていました。 |
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そして、車は無くても自転車がある!と思い、愛車を手放す決心が出来ました。 いつかまたきっと会える日を夢見て・・・ 使わなくなった免許証を76歳になったのを機に運転経歴証明書と交換してきました。 これからも黒いヘルメットをかぶって、いろいろな所へ行きます。 プラス、足腰も強くなることを願って! |